ベレット雑記
古本まゆ いすゞベレット1800GT
リアトレイ1

2014年5月7日

 ハードボードを二枚買って、トランクボードやトランク仕切りボード、運転席と助手席の足元のサイドボードを作り直したのですが、まだ余っていたので、リアトレイボードも作り直すことにしました。オリヂナルよりも厚い3.5mmのボードを使用しています。
 オリヂナルのボードで型を取って、引廻鋸で切り抜きます。上からビニールレザーを貼る為、そう切断面の綺麗さに拘る必要はありませんので、10分くらいの作業です。角の部分は、カッターで大雑把に押し切りしてRをだし、鑢で整えます。


 スピーカー取り付けようの穴(オリヂナルAMラジオ+2スピーカーを考えています)を開けて、試しにベレットに置いてみます。


 現物合わせの必要はなさそうです。スピーカーを付けるとなると、やはりこの程度の厚みは欲しいです。
 オリヂナルのリアトレイは、まだ使用する予定でバラす訳にはいかないので、触診してみます。表のビニールレザーの下にはスポンジシートのようなものが 貼ってあります。これはスピーカーの吸音・緩衝材としても必要ですね。ビニールレザーは、裏で糊で貼りホッチキスで止めてあります。


 ところで、今の1800GTを買ったときに失われていたオリヂナルのスピーカーもどこについていたのか判りません。みん友の 1500dx さんにお譲りいただいた後期型の取り扱い説明書の配線図を見ると、トランクルームにはテールランプとナンバー灯とスピーカー用の三つの配線がきているの で、後期型と同じなら、つながっていない2本のケーブルがスピーカーコードの+−ということになります。


 2本とも赤色の上、ギボシもスピーカーにささる平たい形っぽくありませんが、このあたりは何とも言えません。テスターで測ると一本は電圧があるのです が、一本はありません。工作用の安いスピーカーを買ってきて、一度つないでみますか?

 ホームセンターに材料を探しに行ってきたのですが、大きなスポンジシートは、意外とありません。インターネットで5mm厚のスポンジシートを取り寄せ、3Mのスプレーのり99を、ボードとシートの両方に吹いて、貼り合わせました。


 角の部分のビニールレザーのカットについては、奥さまの助言で大体の形を決め、現物合わせで修正していきます。折り返してボードに貼る部分は、オリヂナルよりも巾を広くとりました。


 スポンジシートを貼るのに使った3Mのスプレーのり99を、やはりレザーとボードの両方に吹いて、まずボードの直線部分を貼り、店のホッチキスで止めます。実験したところNo.3の針を打ち込んだ場合、ボードから飛び出す部分は僅かで、スポンジの厚みもあるので、レザーを傷つけることはないようです(後で判明したのですが、実際には打ち込んだ時に、貫通穴が開いていたものの、見えてなかっただけのようです)。


 Rのきつい部分は、現物合わせで、切れ込みを入れていきます。
 同じように、Rのある部分と、スピーカー穴の部分も貼っていきます。のりが乾くまで一日置いて、真っ直ぐささったホッチキスの針がレザーを傷つけないよう、レザーの上から斜めに押して折り曲げていきます。



 最後に、M4の20mmのナベネジで、スピーカーを固定します。純正のAMラジオに接続するので、こんな程度のものでしょう。


 ラジオとの接続は、トランクにきている赤い配線が本当にスピーカー用で、ちゃんと生きてさえいれば、接続用の短いケーブルを作るだけなので簡単なのですが……。はてさて?


 ベレットに設置してみると、スピーカーが、ちょっとチープな印象(実際安ものですが)です。


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