ベレット雑記
古本まゆ いすゞベレット1800GT
トランクボード

2012年5月16日

 今のベレットは、以前の所有者がいったい何に使っていたのか、足りない部品が色々とありました。できる限り、手持ちのスペアパーツで補ったのですが、まだ幾つか足りません。特にオリヂナルにこだわるつもりはないのですが、元がどういう風になっていたのかよく判らないので、手がつけられない個所もあります(ベレット仲間がいれば、見せてもらえるんですがね)。
 そこで、欠品が気になっていた部品のひとつ=トランクフロアボードを再生してみることにしました。記憶ではハードボードのような材質?だったと思うので、インターネットの小口販売で、3.5mm厚のハードボードを二枚購入しました。ホーセンターで手に入らない材料も、最近はインターネットで入手できます。
 新聞紙でトランクルームの床のだいたいの型を取り、それを元に段ボールで、もう少ししっかりとした型を作成します。オリヂナルのフロアボードの形と違っていても、別に気にする必要はないでしょう。


 ハードボードを扱うのは初めてですが、木の繊維を熱圧したボードとのことなので、紙と同じくカッターで切断できるのではないかと考えて、カッターで必要な大きさに切ってみました。


 やはり紙です。問題なく切れました。
 この上に、段ボールの型を置いて、切断する部分を書き込みます。直線部分はカッターで切断。タイヤハウスの逃げの曲線は自在鋸を使いました。手を掛けて持つ部分は38mmのホールソーで穴をふたつ開け、その間をカッターで切り取りました。


 ほぼ完成です。持ち上げた時の撓り具合も、ちょうどいい塩梅です。あとは実際にトランクルームに置いてみて、細かい部分をカッターと鑢で修正します。

 さて、ハードボードをもう一枚購入したのは、トランク仕切りボードが、波打っているため、こちらもついでに作り直してしまう為です。外してみると2.5mm厚のハードボードでした。2.5mmでは、ちょっと無理がありそうです。フロアボードも同じ材質だったのでしょうか。裏に濡れた跡があるので、あるいはこれが歪み・反りの原因かもしれません。
 こちらは元が残っているので、それに合わせて、カッターや自在鋸で切り抜くだけです。何も考える必要がないので簡単です。最後にドリルで、固定用の螺子を通す穴を三個所開けます。


 オリヂナルより1mm厚いのですが、このくらいなら取り付けに問題はありません。上部の固定用の金具を少し開いて、仮取り付けします。センターを固定すると、左右の螺子穴の位置はやはり合わないので、鑢で穴を拡げて調整します。
 オリヂナルは表面に黒い塗装がしてあるようです。塗装しないでいくか、黒か、全く別の色にするか迷ったのですが、別の色というと、ベレットのトランクルームに合う色がイメージできません。結局元と同じ黒にしました。基本紙なので、塗装の下処理はしなくても大丈夫ではないか?と判断しました。


 完成です。
 妙にトランクに燃えてきました。次はフロアカーペットの製作と、剥がれてきたトランクゴムを交換したいと思います。

   ≪前へ 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  次へ≫