ベレット雑記
古本まゆ いすゞベレット1800GT
燃料タンク3

2014年7月27日

 みん友の FFD4649 さんにご紹介いただいたJ-Bウエルドを買ってきました。これを使用して、ハンダで修理しきれなかった部分を補修します。


 錆の非道かった部分の大きな痘痕はハンダで埋めたのですが、完全に埋めきれていない部分にJ-Bウエルドを盛ります。浅い痘痕のある部分には広く塗るよう にします。ついでに、他の場所の小さい凹みや傷、やはりかなり錆びていた上下の鉄板の継ぎ目付近の側面の痘痕も埋めていきます。
 サンドペーパーで削っていくと、大きく盛った部分の方が、綺麗に面が出る(凹みの周りの部分も、微妙に凹んでいる)ようです。何かにぶつかった大きな凹みはどうしようもありませんが、塗装した時に少しでも綺麗になることを期待しています。


 奥さまに、洗濯用の液体洗剤をもらって、洗剤を混ぜた水をタンクの中に入れて洗浄します。水漏れはないので一安心です。タンクの中は、覗いた目にも綺麗 なのですが、排出した水にも、特に何も混じってはいません。しかし、覗けない部分はどうなっているのか判らないので、内部のコーティング前に錆取り処理は しておいた方がいいかも?


 水を排出したタンクは、颱風が過ぎ去った後の、夏の陽射しでチンチンにして、内部を乾燥させます。 洗浄前は、タンクを振るとカサカサという音がしたのですが、細かいごみが排出されたのか、音がしなくなりました。


「今日は多分、晴れるだろう」と予想して、店を開く前に、燃料タンクの錆取りをやっておくことにしました。
 以前から錆取りで使用しているRSR-2の原液を2本投入。縦にしたり、横にしたり、引っ繰り返したり、振ったりしていると、流石に塗装の養生用テープで塞いだところから、錆取り剤が少しずつ漏れてきます。それでも振り回していたら、「げぇ」漏れてはいけない側面からも漏れている。
 錆をこれでもかっ!といくらい削って、貫通穴を全て確認し、ハンダで(13〜14個は)埋めたはずなのですが、どうもひとつ(浅い痘痕程度に思って)見 落としていたようです。先日タンクの洗浄がてら確認した時はこんな漏れはなかったのですが、錆が溶けることによって完全に貫通してしまったようで、次第に 漏れがひどくなってきました(^^;;。内部のコーディングの前に見つかってよかったです。
 一時間ちょっと振り回した後、錆取り剤を抜き(再使用可能な為、濾して取っておきます)、水を満水にして洗い流す作業を5〜6回繰り返した後、錆び止め 中和剤のER-G3000を400mlの水で希釈して投入。10分くらい振り回して、タンク全体に行き渡らせた後、廃棄しました。


 外から覗けるところに多少出ていた錆も、綺麗に落ちています。天日で乾かす予定だったのですが、意外に雲が多い。しかし陽が出れば、すぐに乾くでしょ う。内部はいいのですが、外側は漏れた錆取り剤で、あっという間にこの状態です。穴埋めをしたら、また軽く磨けばいいさ(本当は中和剤を廃棄せずに、タン クに塗っておいた方がよかったのかもしれません)。


 翌日の仕事前に、穴埋めと研磨を行いました。本当は半田ごての先を替えときたかったけど、一個所だけなのでこて先を削って強行。漏れた個所にダイヤモンド鑢を突っ込んでこじると、見事に丸い穴が開きました。ここは、他の貫通穴を穴埋めした後に、痘痕が沢山あるところをハンダで被っておいた場所です。貫通穴を見落として穴埋めしてなかった→表面をハンダで被ったときに、この部分だけ酸化していてハンダがのらなかった→タンク内の錆取り処理で、錆が溶けて完全に貫通した、というようなことだと思います。痘痕で、縦に錆が進行している部分は確認しづらいですね。修理は逆に簡単だと思いますが。
 タンク内に多少金属や錆の粉が入った可能性があるので、簡単に水洗いして陽干ししております。


   ≪前へ 63  64  65  66  67  68  69  70  71  72  73  74  75  76  77  78  次へ≫