ベレット雑記
古本まゆ いすゞベレット1800GT
リア足廻り4

2015年10月1日


 リアアームを灯油に浸けて、ブラシで磨き、グリスなどの油汚れを取り除きました。
 アームの下側の水抜きの穴と、アクスルシャフトの通っていた内側の穴を養生テープで塞いだ後、上から防水性の高いアルミのダクトテープを貼ります。


 右側のアームの、アクスルシャフトの外側の穴から水を入れて、内部を洗浄すると共に、水漏れがないか確認します。ブッシュの入るパイプの熔接部分から、 一個所水が勢いよく噴き出しました。この部分はJ-Bウエルドで、熔接の隙間個所を全部埋めたつもりだったのですが、見落としがあったようです(見ても、 どこに隙間があるのか、よく判りません)。
 左側のアームは、懸念していた、スプリング受けの上下の継ぎ目から水が噴き出しました。この部分は、水漏れ部分が確認しづらいので、(念の為右側のアームも一緒に)ぐるっと一周J-Bウエルドで埋めといた方がよさそうです。

 ベレットを、この先何十年か乗り続ける上で、不安がある部分のひとつが、リアアームです。フロントと違って袋状になっているので、どうしても湿気が溜まり易いのと、スプリングからの応力で、下側の部分が内部から錆びてきます。うちのベレットも、 片側のアームは、表面に鉄板を一枚熔接して、腐って穴の開いた部分を補修してあります(強度的に問題ないけど、美しくない。普通見えないけど…)。せっか くアームの状態の良いものを入手したので、防錆対策を徹底しておきたいものです。成功するかどうか判らない作業は、悩んでいても仕方がないので、早めに済 ませてしまいます。
 このあたりの作業は、ど素人の Bellett(ベレット) いじりのブログのアイディアを参考にさせていただきました。
 今回の作業為に購入した錆取り剤=RSR-2原液を、水漏れ対策の終わった右側のアームのアクスルシャフトの通る外側の穴から、二瓶分投入します。更に以前燃料タンクの錆取りに一度だけ使用したものを一瓶投入すると、ほぼ満タンになりました。養生テープとダクトテープで穴を塞ぎます。満タン状態なら、それほどこまめに動かして錆取り剤が全体に行き渡るようにする必要はないので、楽ちんなはずです。


 時々向きを変えて、6時間半経過したところで、錆取り剤を抜き、水洗いして、専用の中和剤=ER-G3000を入れて、浸透させます。


 錆サビだった内側が、大分綺麗になりました。なんとか成功ですかね(まだ左側があるけど……)。
 真夏のカンカンの太陽に晒して、内側に水分を残さないように乾燥させます(作業をしたのは8月です)。
 念のために一晩乾かしてから、水抜きの穴と内側の穴を養生テープで塞ぎ、外側の穴からPOR-15kタンクシーラーを、473mL缶の半分くらい投入します。
 穴を塞ぎ、シーラーが内部に行き渡るようにイメージしながら回転させます。
 全体的に行き渡ったと思われるところで、余分のシーラーを排出して、缶に戻します。


 この後、三日間陰干しします。


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