ベレット雑記
古本まゆ いすゞベレット1800GT
サイドブレーキ・カバー2

2015年11月9日


 ベレットのドアポケットを奥さまとの共同作業で作っている時に、奥さまが「前に作ったサイドブレーキカバーの色(ベージュ)が気に入らないので、ドアポ ケットと同じビニールレザーで作り直す」と言い出しました。そこで、サイドブレーキカバーの型に合わせてレザーを切ったのですが、つい最近までそのまま居 間のスピーカーの上に置いてありました(^^;;。
 一昨日の夜、奥さまが唐突に「作業を開始する」と宣言したので、その作業の様子を書き綴ります。


 下側のRを綺麗に出す為に、まず折り返し部を手作業でぐし縫いします。ドアポケットの縫製がなかなかうまくいかなかった原因のひとつは、より耐久性のありそう な厚いレザーを買ってきたことにあります。ペラペラの純正品やホームセンターで買った一枚目と違って、今回も縫製には苦労しそうです。
 奥さまによれば、一枚目のR部分の縫製は完璧だそうです。


 本縫いは、縫い目が綺麗に出るように、表側から縫っていきます。純正品や一枚目は折り返し部の中心付近(縁から4〜5mmの処)を縫ってあるのですが、今 回は折り返し部の皺を綺麗に出すために、縁から2〜3mmのところで縫います。直線以外は、家庭用ミシンを手動で一針ずつ動かしながらの大変手間のかかる 作業です。
 一晩目は、ここまで。


 上の折り返し部の下に、強化用のテープを熱接着します。


 折り返して、10mmの縁取りで表から縫製します。一枚目は、折り返し部の口部分を裁ちかがり縫いで強化したのですが、今回はレザー自体が厚いので、必要ないと判断しました。


 横の部分を5mmの縁取りで縫い合わせます。端のレザーが4重になった部分は、返し縫いの処理は無理と(奥さまが)判断して、玉結びで止めました。
 縫い目を指で押して割り開き、裏返せば完成です。


 安っぽいだけのオリヂナルや、一枚目より、かなり高級感があって良いじゃないか! 縫製し辛い、厚いレザーを使って作業した甲斐がありました。ドアポ ケットでは縫製が困難を極めた為、やむなく妥協した部分もあるのですが、今回はほぼ完璧です(奥さまはこの精華にも、まだご不満なようですが)。


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