ベレット雑記
古本まゆ いすゞベレット1800GT
ホイール・タイヤ5

2016年3月14日

 また年末に、ヤフオクでホイールを買いこみました。
 こちらの探しているサイズのホイールが、前からヤフオクに出品されていることは知っていたのですが、デザイン的にはギリギリ合格という程度です。そこで、もっとベレットに合うホイールが出品されないか見守っていたのですが、足回りの完成を急ぎたいので、とうとう落札してしまいました。
 14インチ×5.5J、オフセット+35mm、P.C.Dは当然114.3mmになります。


 日産の910ブルーバードSSSの純正品に間違いないようです。FR用にしては、かなりオフセットが深いです。
 純正のホイールは丈夫いから、この点ではベレット向きでしょう。


 表側は、茶色い汚れが付着しており、かなり汚いです。
 表も裏も見た目かなり汚いので、ホイールクリーナーで洗ってみたのですが、この汚れは全然落ちません。


 そこで、3Mのスポンジ研磨材スーパーファインを1/4に切ったものを2枚使って表面を磨いてみました。
「磨いてピカピカにすればいい」と思っていたら、結構腐食しており、磨いたらボコボコになりました(^^;;。


 白く黴が生えているように盛り上がっているところは白錆です。「どこに埋まっていたのを発掘してきたんだ」だと、突っ込みたくなります。
 目立つようなガリ疵はなかったのですが、4本の内3本が、裏側の状態が思っていたより悪かったです。


 スクレーパーやマイナスドライバーで、土埃や白錆を、疵がついてもいいので容赦なく削り取り、3Mのスポンジ研磨剤=ファインやスーパーファインで磨いた後、目についた白錆や茶色の汚れを削り落とし、またスポンジ研磨剤で磨く作業を繰り返します。
 茶色の汚れは、ブレーキダストでしょうか? それにしては表側にもかなり付着しているのですが……。白錆は粉状ですが、茶色の汚れは水を吸うと削り取る ときにベトベトとした感じがします。汚れを磨き取ればいいと思っていたのですが、水を吸収する所為か、茶色の汚れの下に腐食が発生しているようです。
 腐食して黒変した部分は、その部分をファインで集中的に磨いても、ほとんど落ちないようで、サンドブラストでもかけないと、綺麗にするのは難しそうです。残っていても問題はないだろうと思っています(間違っているかもしれない)。


 刻印のある部分は、いくら磨いても、なかなか汚れや錆が取れません。


 木工用のボンドで、その部分を厚く被うことにしました。薄く広く塗ると、剥がし易い部分を作っておいても、小さく千切れて、なかなか剥がせなくなります。


 ドラムプレートと接するセンター部分の痘痕になった部分(とついでにリム部分の疵)は、J-Bウエルドで埋めておきます。


 目詰まりを考慮して、オイルストーンに120番のサンドペーパーを巻いて、盛った部分を削り落としました。
 まあまあ、綺麗に埋まりました。


 木工用ボンドは、厚く盛ると、まず表面が固まって、中の水分がなかなか抜けていかなくなるようで、ある程度固まるのに8日間かかりました。
 固まったボンドごと汚れを剥ぎ落とします。完全ではありませんが、かなり汚れと錆が取れています。


 取りあえず、一番状態の良いホイールの表側を修正してみることにいたしました。
 そう修正する必要はない(裏側は、無修正)のですが、痘痕のできた所に、J-Bウエルドを薄く塗り込みます。
 この時点で、作業の邪魔になる、ゴムパッキンの劣化したエアヴァルヴを外しておきます。


 他のホイールの裏側を修正する時に使った効率重視の120番のサンドペーパーでは、深い疵がつきすぎるので、320番のペーパーで磨くことにしました。
 センター部分は、アルミ部分とJ-Bウエルドの部分が不均一に削れないように、裏側と同様、オイルストーン(どんな板でもいいのですが)に巻いて磨きます。
 この方法でなんとかいけそうなのが判り、ほっと一安心です。
 大分疵はつきましたが、センター部分は、スポンジ研磨剤を使わず、ペーパーで磨き上げていきます。


 盛ったJ-Bウエルドの量からして、一番状態の悪かったやつですね。
 定休日ひなが一日、320番のペーパーで磨き続け、J-Bウエルドの足りない部分や、疵がついた部分に、再度J-Bウエルドを薄く盛って磨きました。


 J-Bウエルドによる痘痕埋めが完了したところで、最終の磨き作業に入ります。
 凸凹したところは、スポンジ研磨剤のスーパーファインとウルトラファインで、平面や表側の曲面のRを出すところは、400番と600番の耐水ペーパーにあて板して仕上げました。仕上げ作業はさっと軽く済ますつもりだったのですが、やはり一個一時間程度はかかります。
 写真は、一番状態が良かったのと、普通に状態の悪いやつ。細かいところは色々と粗があるのですが、これ以上の時間はかけられないので、妥協いたします。届いたときのど汚い状態を思えば、随分と綺麗になりました。


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