ベレット雑記
古本まゆ いすゞベレット1800GT
リア足廻り5

2015年10月2日

 アームも錆取り剤を使うと、その後錆が発生しやすくなります。それでも180番から400番のサンドペーパーで磨くと、大分錆の発生が収まってきまし た。後は外側の錆止め塗装をすればいいと思っていたら、思わぬトラブルが発生。右側のアームの配管留めのベロ(勝手にそう呼んでいます)が折れてしまいま した。右は、後から付け直してあるような感じの雑な熔接でした。
 仕方がないので、アームからベロの残りを削り取り、1mmの鉄板で、新しいベロを作ります。


 ベロの熔接は、ランタボの友人に頼むつもりだったのですが、熔接をすると、せっかく作業した内側の錆止めがいかれてしまうという彼の意見で、ステンレスのブラインドリベットによる取付に変更しました。
 うんっ? ベロの取付の向きがオリヂナルとは逆ですね。アームの凹みの形状を考慮して、こちらの方が留めたとき安定すると判断したとのことです。私な ら、オリヂナルにはオリヂナルなりの合理性があるだろう?と考えて、とりあえず元と同じにしておくところですが、彼の方が合理主義に徹しています。


 フロントのアームと違い、吊すには重たいので、とりあえず上半分を防錆塗装します。防錆塗料は、POR-15を使用します。素人としては時間のかかる防錆塗料の評価はなかなかできませんので、単純に世間の評価の高いものを使います。刷毛は、使い捨てです。


 このPOR-15の防錆塗料は、塗ると、濡れたようにテカテカになり、乾燥しているのかどうかよく判りません。へたに触って確認しようとすると、手につ いて取れなくなります。皮膚についたものは数日くらいで取れるのですが、硬い爪についたものは、爪が伸びたら、爪ごと切るしかないという、恐るべき代物で す。閉店時間まで様子を見てから、下側の塗装にかかります。 


 防錆塗料の垂れて玉になったところをある程度削り取り、POR-15防錆塗料専用のタイコート・プライマーを上塗りしました。


 やっと、塗装まで仕上がりました。塗装の全き強度が出るまで、しばらく寝かせておいてから、最終作業にかかります。


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