ご近所のauto galleria LUCE さんの企画展=「トラクターからスーパーカー、闘牛ランボルギーニの半世紀」を、息子と一緒に観てきました。今回の展示は、400GT2+2、ミウラSV、ウラッコP250、カウンタックLP400の4台、オーヴァーフェンダーも空力的な付加物も付かない初期型のカウンタックのシンプルなスタイルの美しさを再認識しました。 しかし、今回のお目当ては、なんと言っても初めてお目にかかる400GTです。ランボルギーニのグランツーリスモには、3シーターや2+2ではなくて、2シーターと割り切る贅沢さが欲しいと思っていましたが、実際に現物を見てみると、後ろの席は実に(ミッドシップのウラッコよりも)狭く、荷物置き場にしかなりそうもありません。これなら高級グランツーリスモとして充分許せます。個人的には、フル4シーターのエスパーダは、豪華さに欠けるグランツーリスモだと思っています。 |
ランボルギーニ400GT2+2
会場には、ランボルギーニが最初に発表した車で、そのままのデザインでは生産に移されなかった350GTVのカタログも展示されていました。超レア物ではないでしょうか。 |
ランボルギーニ350GTVカタログ
フランコ・スカリオーネによる350GTVのスタイルは、テールかけての古典的なボディラインと前衛的なノーズのデザインが融合した実に素晴らしいものだと思っています。フェルッチオ・ランボルギーニ御大が、このデザインが気に入らず、生産型では350GTや400GTのフロントのデザインに変更されたことは、ランボルギーニ社の歴史の中でも残念な出来事です。 ただ一台きりのプロトタイプである350GTVは、現在レストアされて日本にあるようです。 |
おまけ ルーチェさんの階段の上から撮ったベレットGT