ベレット雑記
古本まゆ いすゞベレット1800GT
スロットルリンケージ1

 今年の3月4月は、花粉症で死んでいた。しかも、いくらひどい年でも、ゴールデンウィークの直前になると、頭の中の霞がすぅーと晴れていくように爽やかに終わるのだが、今年は、そのすっきり感がない。
 5月に入って、そろそろ車をいじろうかと思っていたところ、またしてもトラブルが発生! 去年からアクセルの戻りがやや悪いことが多く、足で押し上げて戻すこともあったが、なんとエンジンをかける時に、アクセルが深く踏み込んだ状態から戻ってこない。原因は、アクセルの引きバネか、可動部分のグリスがかたまって固くなっているのかのではないかと考えて、エンジンルームを点検してみる。可動部分は、特に問題なさそうに思えたが、CRCを差し、車を運転して様子をみてみたところ、やはりアクセルが戻らないばかりか、アクセルを戻して踏み込んでも、思うような反応が得られない。更にアクセルを戻しても、アクセルをふかしたまま状態になるという、とんでもない状態のまま、なんとか店まで戻ってきた。
 エンジンルームの、スロットルリンケージ辺りを点検してみると、スロットルの戻しバネの固定のボルトが緩んで、全く利いていなかった。ボルトを締め直し、キャブのスロットルの戻りを確認。アクセルの戻りもこれで直ったのかと思ったが、こちらの方は、どうも駄目なようだ。アクセルの引きバネがへたったという話はあまり聞いたことがないが、車も40年も経つと、何が起きても不思議ではない。
 ホームセンターにいって、(直接商品に触れることはできないので)似た大きさで一回り大きい引きバネを買い、ペンチで加工して引っ張ってみたが、どうも今まで付いていたものの方が、戻る力が強いように思える。それでも一応取り付けてみたが、やはりアクセルを完全に引き戻すだけの力はない。
 とりあえず、新しい引きバネを手に入れるまでこのままで、ということで、スロットルリンケージを見た時に、アクセルの動きをスロットルリンケージに伝える部分がずれているのに気づいた。この部分は、世話になっている自動車屋さんが作ってくれたところだが、ピロボールを使っていない為、いずれ作り直さなければと思って、そのままになっていたところだ(作り直すのは、ほとんど忘れていた)。やはり、無理がかかって、少しずつずれてきていたようだ。ボルトを弛めて、位置を調整したところ、やっとアクセルの戻りも直った。
 アクセルの引きバネも、元の部品に戻して、修理完了。それにしても最近、予期しないようなトラブルが頻発している。「ベレット雑記」というより、「トラブル日記」になってきた。

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