ベレット雑記
古本まゆ いすゞベレット1800GT
ダッシュボード


 本業の方で、ほとんど一年360日くらいは働いている為、ベレットの整備はなかなか予定通りに進まない。とりあえず車検前に、エンジンオイルの交換、ワイパーのゴム交換などの細かい整備を始める。
 冬になると、排気量UPによる圧縮比の上昇と、点火時期が進めてある為、かかりにくくなっているエンジンの始動対策として、チョークを繋いでおこうと思ったが、固定に使いたかったSOLEXの螺子の一本が外れない。柔らかいアルミ螺子なので、あまり無理をすると破損する畏れがが有るため、中途半端で断念。後日、整備に詳しい方の助言をもらってから螺子を外そうと思う。
 これで車検を頼もうと思っていたら、なんとラジエターのタンクに穴が開いてクーラント液が勢いよく漏れだした。仕方がないので、ラジエターを外して、昔からお世話になっているラジエター屋さんに修理に持っていった。
 その間に車検切れ。どうせ車検が切れたので、ひび割れて、大分みっともなくなっているダッシュボードを、YAHOOオークションで買ったFRP製のものに取り替える作業を始める。オリヂナルのダッシュホードの上から被せるような構造の方が取付が楽で、元のダッシュボードが緩衝材の役目をするように思えるが、そういう構造にはできていないようだ。上からは嵌らないので、元のダッシュボードは、結局ボディからほとんど剥がした。
 真ん中の三連メーターを取り付ける穴と、両サイドのヒーター用の丸穴を開ける程度の加工かと思ったら、現物合わせで、切ったり、削ったりしまくることになった。
 艶消しの塗装は、プロの方にお願いした(塗装に自信のある方以外は、自分でお手軽にやらない方がいいです)。


 取付は簡単だろうと思ったのだが、製品の精度が悪く、こちらも一苦労。仕事の合間にできる作業ではなかった。元のダッシュボードを剥がした状態で、いくら押しても、新しいダッシュボードの上部が取付位置まで入らない。強度も不足しているようで、脇の部分が一ヶ所割れた。FRPなので簡単に直せるが、外して修理して、また取付をすると、更に何か悪いことがおきる予感がしたので、そのまま取付を強行する(祟られているような気がしてきた)。
 メーターの螺子を締めながら引っ張り込んでいこうと考えていたのだが、何とナットがかかる位置までもっていけない。最終手段として、ダッシュボードの一番丈夫そうな部分を金槌で叩き込み、三連メーターをナットで締め付けた。この位置でも、グローブボックスを固定するネジが効かないので、5o長いネジを買ってきて締め込んだ(金槌はあまり使いたくない)。両サイドの部分は、かなり押し曲げる形になる為、破損しないようにそこその締め込みにしておく。正規の取付位置は、もう僅かに奧のようだ。


 あまり精度は出ていないが、見た目は、綺麗になったのではないかと思う。割れた部分は、エポキシ系の強力接着剤で元通り密着させようと思ったが、うまくいかないので、これ以上割れが広がらないように穴埋めをしておいた。

 この作業は、もう二度とやりたくないです(^^;;。

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