ベレット雑記
古本まゆ いすゞベレット1800GT
ヒートプレート1

 ベレットのスペアキイを作った為に、ブレーキのオーバーホール用の部品を買うお金がなくなってしまった。考えてみれば、今年になってから何もやっていないので、寒くなる前に、予てからの懸案であったSOLEX用のヒートプレートを作ることにした。
 ホームセンターで1.2mm厚のアルミ板を買うつもりだったが、なかったので1mmのアルミ板を購入。インターネットで調べた方法だが、カッターで裏表に切れ目を入れ、切り取る部分を上下させて、キャブからエアクリーナーの面積に相当するヒートプレート部分を切断した。更に運転席側は、少しでも熱の反射効率を高めよと、裏側に浅い切れ目を入れて、店の前の排水溝の蓋の隙間に挟んで、裏側に折り曲げた。実際に効果があるかどうかは判らないが、考えついたことは何でもやってみてもいいだろう。

排水溝の蓋。アルミ板の切断・折り曲げに使用した

 プレートの取り付けは、SOLEXの側面に使っていないねじ穴があるので、これを利用することにした。穴をひとつ測ってみると、M5-10のねじがはまる大きさのようだ。
 切り取った残りのアルミ板で取り付け用のステを製作、ホームセンターにはアルミねじはほとんど売っていなかったので、なべねじを買って仮止めして、ヒートプレートのだいたいの位置決めをすることにした。この時、上のねじ穴と下のねじ穴では、深さがまったく違うことに気がついた。下はM5-5くらいだろうか。
 ステは1mmのアルミ板では明らかな強度不足で、すぐ曲がってしまいそうなので、プレートと接続する前に、アルミ板をもう一枚貼り合わせることにした。 

仮止めは、こんな感じ。上と下でねじ穴の深さが違う

 ここで、ステとプレートの接続位置、プレートのだいたいの取り付け位置を確認し、プレートのエキマニと干渉する可能性のある部分、ボディと干渉する可能性のある部分を確認して逃げを切った。
 更に、スロットルを開けた時に下に突き出してくるシャフトがモロ干渉することが判ったので、こちらの逃げ穴も切った。当初まったく考慮してなかったので、この時点で気がついて本当によかった。

裏側から。だいたいの形が出来てきた。エキマニの逃げは、その後更に拡張

 ステのアルミ板の貼り合わせと、ステとプレートの接続は、ホームセンターで、1,280円で買ってきたハンドリベッターを使ってリベット止めをした。
 キャブに固定するアルミねじは、インターネットの小口販売で、M5-10のねじを購入。下の穴用には3mm分切って、長さを短くして使用。やっと取り付けることができた。

これで、取り外しておいたエアクリーナーを付けて、バッテリーを載せれば完成



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