お正月、新年の挨拶から帰ってきて、今年初めてベレットのエンジンをかけようとしたところ、セルは回っているのに、何故かエンジンがなかなかかからず、ひどくかぶったような状態になった。 その後、エンジンはかかるようになったものの、アイドリングは安定せず、すぐにエンストする。エンジンルームからは、アイドリング中にも走行中にも、キュッ、キュッという大きな異音が聞こえるようになった。エンジンが暖まった状態では、異音は少なくなるようだ。 音についてはファンベルトを疑って点検したが、ひび割れなどはなさそうだ。やや弛んでいたので、オルタネーターのボルトを弛めて、ファンベルトの張りを調整してみたが、音はいっこうにおさまる気配がない。 アイドリングをしながら、エンジンルームの方を見ていると、キュッという音がした時に、エンジンとキャブの間から、煙とガソリンらしき飛沫を吹き上げることがあるように見える。運転席からはよく見えない(アクセルを軽く吹かしていないとエンストするので、運転席を離れられない)ので、女房や子どもに見させたが、前方のキャブかインマニあたりという程度で、場所がはっきりと掴めない。 |
念のためと思ってインマニのヘッドへの固定用のナットを確認してみると、なんと、これが一本弛んでいた。ヘッドとインマニの間でエア漏れを起こしていたのが原因だったようだ。ナットを締め増ししてからは、始動性、アイドリング共に完全に安定して、異音も消えた。 年末年始の旧車生活は、トラブルで終わり、トラブルで始まることとなった。 |