ベレット雑記
古本まゆ いすゞベレット1800GT
サイドブレーキ・ダストブーツ2

2013年3月6日

 オークションにベレットのサイドブレーキが出品されていたので、その写真を考察してみました。ダストブーツの下には、付属物はありません。出品者は自動車屋さんなので、もし螺子留めされている部品があれば、付けてくれそうな気がするのですが……?。

無断流用、御免!

 右上に、先端の平らな螺子が嵌っているようにみえますが、この部分は穴が開いていない位置なので違います。周辺の赤い色が何なのかよく判りませんが、ゴムが上の鉄板に貼り付いているように見えます。もしやと思って、自分のベレットの鉄板を見てみると、ゴムと密着する側に、接着剤の跡が残っていました。
 ダストブーツの下の部品と螺子留めして挟む形なら、多分接着剤はいらないでしょう。ということは、接着剤が劣化して剥がれていたが、元々鉄板とゴムは貼ってあり、螺子穴は車体への固定用ではなくて、接着の位置出し用のものだった。そうだ、きっとそうに違いない(本当は、違うかもしれませんが……。 穴付近のゴムが削れたような跡が、ちょっと気になります)。


 スクレイパーで、鉄板に残っている接着剤を削り取りました。接着剤の貼り付きをよくする為に、どのみちサンドペーパーで接着面を荒らすので、多少傷ついてもかまいません。


 鉄板とゴムの両方にボンドG17を塗り、螺子を嵌めて位置を出し密着させます。完全に接着強度が出た後に、螺子は外すつもりだったのですが、「置くだけなのでこのままでもいいか」と思い直しました。相手がゴムなので、螺子が緩んで取れただけで、元々この形かもしれません。それだと、螺子穴周辺の、ゴムの削れ跡の説明もつきます。
 オリヂナルの状態は、やはり謎です。一番上の写真のサイドブレーキを出品した自動車屋さんに行ったので訊いてみたのですが、「ダストブーツの下には、何も付いていなかったようだ」と言ってみえました。散々に悩んだダストブーツですが、結局一番安易な形で片をつけました。


 Old-timer 4月号の付録で、車検証入れが付いてきたので、使わせていただくことにしました。。


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