ベレット雑記
古本まゆ いすゞベレット1800GT
ヘッドカバー(部分)塗装1

2012年12月20日

 ここのところ、車検整備をしたり、ステアリングブーツ他の取替を梅森の三協自動車さんに出したところ、予想外のセルモーターのトラブル発生したり、やっと修理が完了して次は車検と、ベレットで遊べない日々が続いておりました。どちらにしても、これだけ寒くなると車をいじる気になれないのですが、以前から予定していたヘッドカバーの塗装だけ年内に片付けることにしました。


 カーベックの結晶塗装用の塗料です。以前から結晶塗装は挑戦してみたかったのですが、G180のヘッドカバーを結晶塗装しても、あまり似合わないような気がします。しかし、オイルフィルターの入っていたいすゞの箱をみていたところ、ヘッドカバーの部分塗装ならいけるのではないかと思いつきました。


 G180のヘッドカバーにはカムが付いているので、外すのが面倒ですが、文字部分だけの塗装ですので、エンジンに付けたまま塗装する作戦をたてました。
 まず塗装部分にブレーキクリーナーを吹きかけて油汚れを落とし、800番と1000番の紙ヤスリで下処理をします。

 温度管理の為に、塗装部分に被せる箱は、どうせ一回限りですので、携帯の箱を加工しました。


 箱の下部を密閉する為に、塗装部分の周りに紙粘土を盛ります。
 ある程度固まったところで、箱を被せ、ヒートガンで熱風を送り込んで、箱の内部が120℃に安定するヒートガンの温度設定を求めます。
 しかし、粘土を盛ったのは失敗でした。これが邪魔で、予想していた以上にマスキングがうまくゆきません。仕方がないので粘土は取って、箱を被せただけでも120℃の温度管理ができそうなことを確認します。

 一発勝負です。塗料を、ヒートガンで乾かしながら三度重ね塗りします(写真、右端にちょっと塗り残しが……)。
 箱を被せて、温度計を見ながら、ヒートガンで熱風を20分吹き込み続けて、期待して箱を取ったのですが、失敗でした! 塗装の表面が全然ちぢれていません。普通の塗装になってしまいました。やはりエンジンに付けたままでは、熱風を循環させてもカバーの表面が充分な温度にならなかったようです。箱の下部を密閉できなかったのも、失敗の一因かもしれません。作戦は色々と考えられるのですが、試行錯誤が必要になってくるので、取りあえずこののままでいきます。我ながら適当です。


 半乾きの状態の時に、スクレイパーで、文字部分の塗料を、できる限り削り取ります。硬化してから、オイルストーンで、文字の表面を磨いて、いすゞカラーのエンジンの完成?です。塗装面はツルツルではなく凸凹として(「全くちぢれていない」と書いたが、微妙にちぢれている?)いて、そう悪くないような気がしますが、やっぱりイマイチかなぁ。 光を乱反射して、もっとキラキラと輝く感じが欲しいですね。
 予備のヘッドカバーで、再挑戦してみたいのですが、この大きさのものがはいるきちんとした箱を作ったりと、準備に時間がかかりそうです。できたらもう少し小さいパーツで実験を重ねたいとエンジンルームを見ているのですが、結晶塗装の似合いそうな、適当なパーツが見あたりません。

※追伸: だいたい問題点も分かってきたので、多分次はうまくいくのではないかと期待しています(考
     え直してみると、失敗して当然)。温度管理用の金属の箱は、加工し易いアルミ板などで作ると
     材料費がかなり高くなりそうなので、どっかに使えそうなものが落ちていないか?


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