ベレット雑記
古本まゆ いすゞベレット1800GT
ヘッドカバー(部分)塗装2

2013年1月27日

 ホームセンターで、4気筒のヘッドカバーが入る大きさで、蓋付きの安い金属容器がないか見てきたのですが、適当なものが見つかりません。ガソリンスタンドに行ったら、ゴミ箱に20Lの赤いペール缶が捨ててあったので、これを貰ってきて結晶塗装用の焼付乾燥器を作ってみることにしました。
 蓋は、周りの固定部分の穴に、マイナスドライバーを差し込んで起こせば、外れます。エンジンオイルの入っていた缶なので、底にはオイルがベトぉ〜と残っていますが、新聞紙に浸み込ませて拭き取り、更にブレーキクリーナーを吹きかけて布で拭き取れば、綺麗になります。


 もうひとつ缶を継ながないと長さが足りないので、底から5cmのところで輪切りにして、いらない底を取ります。ペール缶の加工については、インターネットで検索したところ、ペール缶を二個継なげて作るペール缶ストーブの作り方が出てきたので、これを参考にします。最初は金ノコの刃で切れ目を入れて、後は金切り鋏で切っていくつもりだったのですが、金ノコで切ったほうが歪みが出ずに綺麗に切れそうだったので、金ノコだけで切断しました。
 蓋の注入口よりも、熱風を送り込むヒートガンの先っちょの方が太いので、ヒートガンに合わせて、注入口の金具を削りました。
 ここまでで、ひとまず作業中断。


 ガソリンスタンドに行く度にペール缶をねだって、もうひとつ黄色いペール缶を貰ってきました。作業再開です。
 黄色いペール缶の蓋を外して赤いペール缶を内側に入れ、55cmの高さになるように調整して固定すればほとんど完成のはずだったのですが、思っていたより缶のテーパーがきついようで、合わせてみると継ぎ目にかなりの隙間ができてしまいます(ストーブでは問題ないのかなぁ?)。 急遽ふたつの缶を底どうしで継なぐように、作り方を変更しました。この場合、黄色いペール缶の蓋の注入口を、そのまま排気口として使える利点があります。
 ふたつの缶の輪切り部分の径を微妙に変える為、黄色い缶は、赤い缶よりやや高い部分で輪切りにしました。しかし、ふたつの缶を合体させようとしても、ほとんど径が同じようで、どうしても差し込むことができません。苦肉の策で、赤い缶の輪切り部分の一部を内側に曲げ、差し込んだ後に元に戻そうとしたのですが、元の状態に戻りません。継ぎ目部分に、歪みを出してしまいました。最初から底どうしで継なぐことを前提に、それぞれの輪切りにする高さを決めれば、綺麗に合体できたものと思われます。


 金槌で叩き込んで、55cmの高さになるように調整します。完成時の強度の確保も兼ねて、継ぎ目部分をボルト12本で固定しました。最後に内部の温度を測定するための、温度計を差し込む穴を空けます。継ぎ目の歪みを誤魔化す為に、アルミテープを巻いてみたのですが、これはあまり意味がなかったような(^^;; 取っ手は、蓋の開け閉め(黄色い缶側は固定)の邪魔になるので外しました。
 兎にも角にも、ペール缶温風循環焼付乾燥機の完成です。簡単に作れると思った割に、今ひとつの出来ですが、実用上は問題ないでしょう。


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