ベレット雑記
古本まゆ いすゞベレット1800GT
トランクゴム

2012年10月4日

 ボディの一部パーツの塗装を頼んだ時に修理屋さんが付けてくれたトランクゴムは、どうも合っていなかったようです。水がだだ漏れの上、簡単に剥がれてきました。剥がれた跡を見ると、両面テープのものらしきベタベタの接着剤と、固い接着剤の二種類が残っています。どうも、以前両面テープで貼ってあったゴムを剥がした後、その糊を取らずに上から新しいゴムを貼ったことが、簡単に剥がれてきた原因ではないかと推察します。
 貼り替えるゴムは、車に合った、少しいいものにしたいので、旧車用のゴムの製造・販売で知られる緑区のダイコーゴムさんを訪ねて、社長に合うものを見繕ってもらい、買ってきました。旧車の担当は、女性の方でした。

 残った糊の取り方ですが、本業の古本でしたら、少量なら消しゴムで擦る。少し量が多いとベンジンで拭き取るという方法をとります。ただ私の車は、ボンネット、トランクフード、前方の左右のフェンダーのようにボディ強度に関係のないパーツは、FRP製のものに取り替えて、軽量化を図っています。ベレットのトランクゴムは、トランクフードに付きますので、樹脂を痛めるような方法はとれません。インターネットで調べて、CRCで拭き取る方法を採用することにしました。
 スクレイパーで、粘りまくる糊をできる限り削ぎ落とし、CRCを浸み込ませた布で擦り、更に消しゴムで擦ります。それでもまだ完全に取れていないようなので、指先の感覚でネバネバ個所を検出し、爪で削り落とし、更にCRCを浸み込ませた布で擦ります。面倒な作業なので、修理屋さんがきちんとやってくれなかったはずです。こちらは完全な素人なので、手間だけはしっかり掛けられるのですが、これぞプロの技といえる、もう少し簡単な方法はないものでしょうか。
 仕上げは中性洗剤で油などの汚れを取り、雑巾でしっかりと水拭きしておきました。


 ゴムとFRPの接着は、スーパーXを使う予定だったのですが、大きいチューブが置いてなかったので、(同じようなものだろうと思い)スーパーXGを買ってきました。結果的にこれは失敗でした。Xが貼り合わせるものの両面に塗って、(確か)8分間置いてから貼り合わせるのに対して、XGは1分間置くだけの速乾タイプで、塗った端からどんどん貼っていかなければ硬化が始まるので、忙しいったらありません。息子に手伝ってもらって何とか貼り終えたのですが、急ぐあまりボディに余計な接着剤の垂れを発生させてしまいました。
 後は、トランクを閉めてゴムを密着させ、完全な強度が出る24時間後まで放っておきます。


 ゴムがちょっと厚いのですが、水漏れをしなければ、トランクの閉まりが固くても、別にかまいません。思っていたよりも固いのですが、使っているうちに、少しは馴染んでくると思います。期待した接着強度がでてくれると嬉しいのですが。
 配線を何ヵ所か固定すれば、トランクルームは完成です。もう内装関係は飽きたのですが、室内も、あとちょっとやっておくか。短期間でレストアを完成される方は、ホント凄いと思います。


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