ベレット雑記
古本まゆ いすゞベレット1800GT
リーフ・スプリング3

2019年9月27日

 そろそろリアのリーフスプリングを、ステージV改に取り換えてみることにしました。



 純正品改の方は、アームの下にダブルナットで固定してある部分を外し、センターの支点部分のボルトを外して簡単に取り外すことができました。
 ステージV改の方は、こんなガチガチに固いものが、スムーズに位置合わせできるのかどうか不安だったのですが、ともかくやってみます。左右をアームに仮止めして、リーフのセンター部分にジャッキを掛って持ち上げてみたのですが、なんと取り付け位置までまだかなり間隔があるにも係わらず、車本体が馬から持ち上がってしまいます。ベレットの車重をかけても、充分に反らないのかよ。
 上側のゴムにも上手く嵌らないようなので、一度リーフを外して測ってみたら、センター部分でノーマル品より、1cm幅が広かった。


 こちらはゴムの余分な部分を切って合わせました。
 夕方の4時半過ぎ、郵便局に商品の発送に出かけながら、この間「窓落ち」の修理をしていただいた自動車屋さんに寄りました。 当店では、如何ともし難いので、ベレットを置いていって、付けられるかどうか検討していただこうかと思っていたのですが、ありがたいことにすぐに見ていただけるとのことです。
 以下は自動車屋さんの作業になります。私は、邪魔にならない程度にお手伝いと口出し。やはり自動車屋さんも扱うことの少ない車、相談しながら進めたいところもあったので、立ち会えてよかったです。
 ベレットをリフトアップし、リーフを左右のアームの下に仮止めして、センター部分の下にパイプを当て、ジャッキで持ち上げるのは、基本的に当店の駐車場でやっていたこととあまり変わりません。しかしやっぱりセンター部分が持ち上がるよりも、車がリフトから浮いてしまいます。左右のタイヤを付けた程度では、リーフの端がそれ程下に反りそうもないので、このままの取り付けは無理なことが、はっきりと確認できました。
 そこで一旦リーフを外してバラし、反りにくいように一番下に移動していた上から二番目の板を元の定位置に戻します。
 これで大分反るようになったのですが、まだボルトが嵌る位置までセンターが持ち上がる前に、車が浮きます。
 そこで、リアのバンパーを持って、車体側を圧し下げ、その間にねじ穴まで届く長いボルトを入れて締め込んでいく作戦を決行します(あっ、バンパーゴムが片方取れた)。この作業はボディ側のねじ穴と、リーフのセンターの下のゴム+金具の位置が微妙に合わず、なかなかボルトが入っていかないので、かなり時間がかかりました。店で作業している時から、両端を固定した状態でのセンター部分の位置合わせは難しそうだとは思っていましたが、流石プロです。
 センターの位置が決まったところで、板が一枚増えた分、元のボルトにスペーサーのナットを入れ、締め付けました。左右の仮締めのダブルナットもきちんと締めて、やっと作業完了。既に辺りは暗くなり、時間も7時を過ぎていました。
「ちょうど暇してたから、金はいいよ」と言っていただいたのですが、プロの方に2時間半も必死に作業していただいて、そんな訳にいきません(^_^)。


 こんなガチガチでごっついリーフスプリングを付けてしまって、予測不能の恐っそろしいことになるのではないかと内心冷や冷やだったのですが、いや町乗りでの乗り心地が格段に良くなっている。リアアームのブッシュのウレタン化の後、道路の凸凹や繋ぎ目での振動が、ボディにダイレクトに伝わってきていたのですが、それが大幅に改善されています。リーフスプリングが原因と思われる上下動はありますが、コイルスプリングとブッシュ、ダンパー、リーフスプリングが良い具合に調和して、やっと全体のバランスがうまくとれたような感じです。


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