ベレット雑記
古本まゆ いすゞベレット1800GT
ライト・スヰッチ

2019年3月9日

 大分以前から、スヰッチを入れてもライトが点灯しない現象が出ております。そういう時は、操作を2〜3回繰り返せば点灯するので、問題ないと言えば問題ないのですが……。
 最初は、ケーブルのどこかで接触が悪くなっていると思ったのですが、最近は(特に根拠はないものの)スヰッチの方を疑っています。



 ヤフオクにスヰッチが出ていたので、落札してスヰッチの構造と修理方法を検討してみることにしました。


 スヰッチの軸を固定するステーの部分が折れております。ステーの部分を正常な位置に押して戻しても、スヰッチが何かに引っかかっているのか、動かないようです。振ると中で音がするので、内部の部品が破損しているか、外れているようです。


 ハンダ部分は問題なさそうです。
 軸の部分で全体が固定されているようですが、折れているステーの方でカシメられています。何とか起こして外せないものかと思ってやってみたのですが、うまくいきません。面倒くさくなったので、後先のことは考えず、カシメ部分をドリルで破壊しました。


 軸を抜いて、バラしてみました。こんなパーツで出来ています。


 ステーが破損した側のスヰッチが浮いて、押さえていた銅板が外れていただけのようです。幸いにも、特に傷んだところはありません。


 この間トランクのステーの取り付けの為に買ってきたJ-Bウェルドで、折れたステーをくっつけます。


 接着剤が硬化するまでの間に、他のパーツも洗浄、乾燥。


 元以上の強度が出ているのかどうか判りませんが、ちゃんとくっついたようです。


 ライト・スヰッチの軸の部分はφ4×45oのサイズになります。
 インターネットで軸として使えそうなものを検索していたら、片ネジ式ビスでφ4×48oのサイズのものが見つかりました。


 ビスを3o削った後、念のためにメス穴を8oの深さまで掘り下げ、M3×P0.6のタップをたてれば、取り外し可能な軸の完成です。


 底に銅板を並べます。本当に置いてあるだけです。この上をスヰッチのON・OFFで接点が移動して、シーソー運動をする構造のようです。


 今回は問題なかったのですが、この接点部分が一番破損する可能性が高そうです。


 保護キャップか何かで、サイズや材質の合うものが見つかれば、スヰッチの修理はできそうです。


 銅板が外れないように、慎重に組み立てます。


 最後に軸のネジを締めれば、ヤフオクで買ったスペアのライトスヰッチの修理完了です。

追伸: 両脇の金具の取り付けが、裏表逆だった模様。簡単に修正できるのが、ネジ式軸の良
    いところです(^_^)。


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