ベレット雑記
古本まゆ いすゞベレット1800GT
リーフ・スプリング2

2019年4月12日

 昨年リアの足回りを組み替えてから、路面の状態がダイレクトに伝わってくるガチガチの状態でしたが、ここに来て、やっとウレタンブッシュがアームに馴染んできたのか、ほど良い感じに変わってきました。
 足回りはこれでほぼ完成なのですが、あとちょっと気になっていたのは、リアにステージVのリーフスプリングを入れてみたらどうなるかということです。コーナリング中のリアのキャンバー変化を、より強力に制御できれば良いのですが、現在の足は結構良いので、想いとうらはらに性能の悪化を招いてしまう可能性もあります。



 ヤフオクにこんなのが出ていたので、入札してみました。競合者が一人いたようですが、無事落札(^_^)。


 カツユキレーシングサービス商会(KRS)の製品のようです?
 ステージVのリーフスプリングに一定の仕様があるのか、各SHOPがある程度自由に作っているのか存知ませんが、KRSのリーフスプリングは、やけに重たくてごっつい印象です。
 実際に重さを量ってみると、ステージVは9.3Kg、純正品の取り外したものは5.4Kgと、4Kg近い重量差があります。板が一本増えただけではなくて、板自体が厚くなっているのではないかと見てみると、ステージVはどの板も7mm厚、純正品はセンターはそのくらいあるものの、端に向かって薄くなっており、元々撓しなり易いように作られているようです。


 早速バラしてみました。まあ問題のない状態です。


 板バネの上の0番。100番のペーパーで浮き錆を削った後、180番と320番のペーパーで水研ぎ。カシメの金具部分が、かなり痘痕になっております。仕上げは、3Mのスポンジ研磨剤で痘痕部分を中心に磨きました。流石にペーパーよりはよく凹部の錆が取れるのですが、


 それでも、こんなものです。何故か平らな部分の黒ずみが、なかなか綺麗に取れません。
 板一枚の磨きに、予想以上の時間が掛かっているので、0番、1番、2番を先行して塗装します。色は現在ベレットに取り付けている純正品改と同じホルツのジャパンメタリックを選択しました。


 前回は、メタリック塗料のざらついた感じを残したかった、というか、定石通り上にクリアを吹くと、あまり品のない金キラの色になるので、上には何も吹きませんでした。今のところ特に問題はないのですが、長い間使用しているとアルミ成分が錆びてくる可能性がありますので、今回は上に艶無しのクリアを吹いておくことにします。


 せっかくバラしたものを元通り組んでもあまり面白くないので、上から0→1→3→4→2番の順に(2番を一番下に移動させて)組みます。  現在付いている純正品の時は、センターをバイスブライヤーで密着させて、一度に組んだ記憶ですが、今回は板も一枚増えて、ブライヤーで一度に挟めるかどうか判らないので、まず3番と4番を、金具をただひたすら金槌でガンガン叩いて合体させます。


 次いで、これに0番と1番と2番を合体させるのですが、やっぱ手持ちのブライヤーでは挟みきれませんでした。そこで、センターをF型クランプで密着させ、1番の端の位置にプライヤーを噛ませ、片側ずつ金具を金槌で叩いてカシメました。


 まだ現在の足もテストしたいので、塗装の全き強度が出るまで、このまま半年くらい寝かせておきます。
 今回はここまで、大変時間がかかりました。

 実はこの板の組み替えが大失敗であったことが、後に判明いたします。


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